何気なく奇跡体験アンビリーバボーを見ていて「シークレットサンタ」の話を見ました。
※以下思い出して書きます、違ってたらごめんなさい。
※観ていらして補足や訂正があれば教えて下さいね、記事を修正します。
お金が無くお腹もすいた・・・ラリーは行き詰っていた。
もうどにもお腹がすいて、無意識のうちにふらふらとレストランに入ってしまい注文し食事を食べてしまう。
勿論お金は無い。
無銭飲食であることを言い出せず、まごまごしてる時ふとシェフが現れ・・・
「これ、落としましたよ」
そう言って20ドル紙幣をラリーに渡す。
「ああ・・・どうも。」
そう言って20ドル紙幣を受け取り支払いを済ますことが出来た。
暫くしてラリーはまた生活に困り、とうとう銀行強盗をしようとピストルを持ち銀行まで来てしまう。
ピストルを抜こうとしたその時、窓口で子供が行員に出したものが見えた。
「20ドル札だ・・・」
以前シェフがしてくれた暖かい施しがフラッシュバックする。
「だめだ、こんなことしちゃ・・・」
こうして愚考を思いとどまることが出来たんです。
それから数年、少しずつ仕事も順調になり、わずかながら貯金が出来ました。
それでも生活が苦しいことには変わりありません。
今日はクリスマス。
街は賑やかな装い・・・しかし街にはお金が無く、食べるものも無く、子供にプレゼントが買ってあげられない人が沢山居る。
ラリーはなけなしの貯金をおろし、困った人に20ドル紙幣を渡して歩く。
シークレットサンタが生まれました。
「久しぶりにまともな食事が出来る・・・ありがとう!」
「これで子供にプレゼントを買ってあげられる・・・本当にありがとう」
みな、感謝し涙を流し喜びました。
暫くして妻がラリーに聞きます。
「通帳からお金がなくなってるんだけど、何に使ったの?」
決して生活が楽なわけでなく、ラリーは本当のことが言えず・・・
「実は落としたんだ。」
そううそをつきます。
妻にしかられる・・・
そう覚悟したラリーに妻が声をかけます。
「そう。。じゃあしょうがないわね。」
拍子抜けしたラリーは妻になぜ怒らないのか聞きます、すると妻は・・・
「怒ってお金が戻ってくるなら怒るけど、そうじゃないでしょ?」
その妻の言葉にうそをついた後ろめたさはあったものの、救われます。
それからも毎年、ラリーはシークレットサンタを続けます。
不思議とこれをはじめてから、仕事は順調になり、少しずつ蓄えが出来るようになった分を、困ってる人に与え続けます。
素性を明かさないこの善意が、だんだんと街の話題になりはじめた頃、ラリーの妻の耳にも噂が聞こえてきました。
話を聞くと人間像がラリーに似てる・・・
妻はラリーに尋ねます。
「シークレットサンタって、もしかしてあなたじゃないの?」
ラリーは驚き、今まで隠していたことを告白します。
絶対怒られる・・・・そう思いました。
すると妻は・・・
「そうだったのね・・・じゃあこれからもっと節約して、沢山の人に配れるようにしようね!」
ラリーは驚くとともに、妻の言葉に感激しました。
それからもラリーはシークレットサンタを続けました。
不思議なことにどんどん仕事は順調になり、より多くの贈り物をし続けました。
それとともにどうしても会いたい人への想いが募ります。
そう、自分を救ってくれたシェフです。
ラリーはシェフのもとを訪れこう言います。
ラリー「Merry Christmas!」
シェフ「あなたは誰ですか?」
ラリー「
シークレットサンタです。あの時あなたが救ってくれなければ、私は今刑務所に居たでしょう。」
シェフはラリーのことを覚えていました、そうしてこう言います。
「あの時警察に突き出すのは簡単だった。でももしこれで、少しでも愛を与えることの素晴らしさに気付いて、そう出来るようになればと思ってね」
シェフは想像以上に想いが叶って嬉しそうでした。
ラリーはシェフに10000ドル渡そうとします。
シェフは受け取れないと固辞しますが、ラリーの感謝の気持ちを汲み受け取り、そのお金をまた、困ってる人たちに使いました。
本当に素晴らしい方です。
ラリーは成功を収めた富豪となった後も素性を明かすことなくシークレットサンタを続けます。
全米で話題になっても、決して素性を明かさず善行を続けます。
それがある年、突然素性を明かしたのです。
みんな驚き、なぜ今になってそうしたのか?と疑問を持ちます。
彼は言いました。
「名乗りを上げることで名声を得たいわけでありません。
私は食道がんを宣告され、余命いくばくもありません。
もうシークレットサンタを続けることが出来ません。」
その報を聞き、多くの手紙やメールが沢山届きました。
そこに書かれていた多くは、人に優しくしていく大切さを学び行動をしていくことを宣言する内容でした。
ラリーはシェフから貰った贈り物を、何倍・・・何万倍にして静かに息をひきとりました。
亡くなった今も、ラリーが贈り続けた想いは沢山のシークレットサンタによって引き継がれているのです。
終わり
お詫び
TVを観て思い出し思い出しして書きました。
実際の話とかけ離れている部分もあると思います、実はシェフだったのかどうかも思い出せません。
台詞なども私が創作して書いたものです。
シェフのように・・・ラリーのように・・・ラリーの妻のように・・・
自分もそうありたいと思って書きました。
もし原文等見つけた方がいらしたら教えて下さい(自分もネットで探しましたが見つけられませんでした)