6月18日は私のお仲間である理美容組合(BSCって言います)の年に一度の大イベントである環境フォーラムに参加してきました。
セヴァン・カリス=スズキさんの
「リオの伝説のスピーチ」の朗読やエハン・デラヴィさんの講演、また全国BSC組合員の環境浄化に対する取り組みの発表などです。
私ももっとがんばろうとの思いを新たにしてきました。
フォーラムの後は懇親会です。
参加者全員がマイ箸、マイコップ持参で参加です。
名護市長さん(基地移転で最近よくニュースで拝見しました)の挨拶や、最後はみんなでイマジンを大合唱したりと感動の一日でした。
今回のフォーラムのテーマ
大きな和:沖縄でひとつになろう!
これを実感してきました。
みんなで愛の種をまいて、美しい地球を子どもたちに残そうと全国の仲間たちと握手を交わしてきました。
移動の車中、お店の仲間に前日西尾で聞いた、高木さんのお話を極力話しました。
中でも夜回り先生の話にはみんなショックを受けていました。
要約して紹介します。聞き間違いなどもあるかもしれませんがご容赦下さい。
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ある小学生の男の子の話です。
お父さんはおらず、お母さんは病気でした。
生活に困り、食べる物がありません。
男の子はコンビニに行き、賞味期限切れのお弁当などをくれませんか?と頼みました。
賞味期限切れのお弁当などは棄てられてしまうものです。
しかし答えはこうでした。
「あげられないな、決まりだから・・・」
次のお店でまた頼みます。
「ごめんな、あげたのがばれると俺クビになっちゃうから・・・」
次のお店でまた頼みます。
「あげたお弁当食べて、食中毒おこされたら、責任問題だから・・・」
こうして、何件も何件も断られました。
それでも食べ物を求めて、ついに2時間以上歩きました。
何件目のお店でしょうか?
同じように男の子は頼みました。
すると・・・
「そっかぁ、2時間もかけて来たのか・・・わかった、持ってけ!
でもな、あげたってことがばれると、俺クビになっちゃうんだ・・・
だからこれだけは約束してくれよ!
俺はここにお弁当を捨てておく、お前はそれを拾っていくんだ。
絶対貰ったって言っちゃだめだぞ。」
こう言ってくれるひとが居たんです。
そして男の子はこう言いました。
「おじちゃん、明日も来ていい?」
店員さんはびっくりして
「また2時間もかけて来るのか??」
って聞きなおしました。
男の子はそれでも来ると言いました。
生きることに懸命なのです。
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講演でこのお話を聞いてるとき、涙が止まりませんでした。
そしてみんなにこの話をしてる時も、涙が頬をつたいました。
日本人って、こんなに冷たく思いやりの無い民族になってしまったんだって思うと、悲しくて悲しくて・・・
でもそのおかしなしくみの中でも、手を差しのべられる人が居るんだ!
って思うと勇気が湧いて来ました。
断った店員さんも本当は助けてあげたかったんだと思います。
ただ世の中のルールがそれを妨げてるんですよね。
日本人はそんなに冷酷じゃない・・・って思います。
でも手を差しのべられない世の中になってしまった。
50年前はみんなで支えあってた民族なのに、何故?
って思います。
自分は手を差しのべてあげられるひとになりたいと思いました。
それと同じくらい”日本人は手を差しのべられる”と信じてます。
日本で捨てられる食料は毎日約3000万人分だそうです。
穀物自給率が28%しかない日本が・・です。
そして世界中で毎日約5万人の子供たちが餓死してるんだそうです。
なにかおかしいと思います。
さっきの話の男の子は、暫らくして亡くなったそうです。
飢餓で命を落としてる5万人の子供たちは遠い世界の話ばかりでは無いようです。
とてもショックでした。